春先にいつもいろんな業者さんと打ち合わせをするんです。どこでいつ、どういうセミナーをしますかという内容の打ち合わせです。場所に関しては、東京と大阪と福岡と名古屋が最初に挙がります。
人が多いから、どの企業もそういうところでやりたがるんです。でもね、もうオンラインマインドになっていますので、セミナーを対面でやっても人は集まらないんですよ。
東京や大阪などの都市部でやっても、だいたい20名から30名です。オンラインセミナーだとその10倍以上集まるんですけどね。ステイホームがデフォルトになってしまったんです。
対面のほうが真剣味が出ます。目の前に講師がいます。いつ質問されるかわかりません。音読も一緒にやります。隣の人とペアワークをやったりグループワークをしたり。
その中で「恥をかく」という経験を重ねます。これは自分を磨く人にとっては非常に重要な経験となります。あぁ、まだまだ自分は駄目だなぁと思う経験。
オンラインっていうのは、遠方の方でも多忙な方でも参加できるので便利ではあるんですけど、その点ではあまり良くないじゃないかなぁと思っています。気楽に参加できるのですが、気楽すぎるんです。
で、最近はものすごく面白い傾向なのですが、地方でセミナーを開催すると、東京よりたくさんの方が足を運んでくださるんです。先日、弘前高校で開催したものでも、青森の先生方が多数いらっしゃいました。
これからも対面のセミナーは、仮にあまり人が来なくても、やっていこうと思っていますし、企業サイドもそのつもりだそうです。とてもいい考えです。
遠方の方のためにオンラインも続けるとは思いますが、数は劇的に減るのではないでしょうか。コロナは単なる言い訳です。甲子園球場も居酒屋もコンサート会場も人でいっぱいですからね。
来週末は高知でセミナーを開催します。詳細はこちらです。前日と前々日は高知高校を訪問し、生徒たちや保護者の方々に講演をすることになっています。たっすいがはいかん!と叫びながら高知に行って、講演後は生ビール大を飲むつもりでおります。高知の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
木村達哉拝