書くのを忘れていましたが、23日にラーンズ(ベネッセコーポレーションの関連会社)主催のセミナーがありました。約300人の方々がご参加になりました。オンラインセミナーだと参加者はかなり多くなりますね。
テーマはListening & Speakingということでした。同社から『Listening & Speaking Training Seminar』という本を出していますので、それを使いながら、どうすればリスニングやスピーキングが得意になるのかについて話しました。
ReadingとWritingにしても同じなのですが、授業だけでは如何ともしがたいのは言うまでもありません。そしてそれは他教科にしても同じです。完全に授業内だけで勉強を完結させるのは不可能です。
指導する側としては、「授業で完結させない指導」を行うことになります。つまり「授業ではここまで教える」「ここからは家庭でやってきなさい」「次の授業は家庭でやってきたことを前提として行う」といった形になりますね。
なんでもかんでも教員が授業内で行うとなると、なかなか進まないうえにほとんど力が身につきません。それは野球にしてもピアノにしても同じです。レッスンを受けたあと、自宅に帰ってひたすら練習するから打てるようになるし、弾けるようになるのです。塾に行っても同じことです。
生徒たちは普段から(英語ができるようになりたいと思うのであればですが)自習をしないと伸びないんだな、大事なのは自主練習のほうなんだなという意識を持つことです。
参加された先生方、オンラインとはいえ、祝日にも関わらずご参加くださいましてありがとうございました。また平素より僕の本をご採用くださいまして、ありがとうございます。
木村達哉拝