秋田から帰ってきましたが、伊丹空港に降り立った瞬間に「あつ!」と声が出ました。秋田では長袖のシャツの上から1枚さらに羽織っていましたが、関西はまだ20度以上あります。こういう気温の変化についていくのは、特に僕らぐらいのジジイになると大変です。
体調を崩さないように気を付けなければなりません。なんだかんだ言っても体調を崩すとなんにもできませんからね。能力云々もそりゃかなり大切ではあるのですが、病気になってしまうと能力を発揮できません。
やらないといけないことがあるのに、昨日の夜にお酒を飲んでしまって集中できない、昨日から喉が痛い、昨日アホなやつからアホなことを言われてイライラしている…などなど、心と体の健康状態が悪いと、せっかくの休みの日が台無しになります。最近は休日の前日はお酒を飲まないようにしています。
先日からいろいろ考えておりまして、来年からはセミナーを劇的に減らします。今年は『ユメリー』を3冊出し、『あなたのちからになりたくて』を出しました。また、毎日小学生新聞、琉球新報、HUB沖縄で連載をすることができました。が、やりたかったことができていません。
僕の本を使ってくださっている学校の生徒たちに講演をしたり授業をしたりするのはまったく問題ありませんし、むしろいろんなことを話したいという気持ちでいっぱいです。しかし、これだけセミナーで時間が取られると、まったく文章も絵も創れないんです。何のために灘校を退職したのかわかりません。
心と体の健康に気をつけながら、これからもちゃんと生きます。福島や沖縄でのボランティアや、日本中の先生方の勉強会には出かけていこうと思っています。岡山や山形、東京や広島などの勉強会は来るなと言われても行く心算でおります。
皆さんも、いろいろ大切なことはありますが、なにより大切なのは「生きる」ということです。自分にとってなにが大切なのかをしっかり考え、自分の人生を生きましょう。僕はたとえ売れなくても本を書きながら読みながら、そしていろんな方々との出会いとご縁を大切にしながら、生きていこうと思っています。
木村達哉拝