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Enough Time to Spare

2022.10.31(月) 02:00

今日で10月が終わります。今月はかなり多忙でした。多忙というのも良い多忙と悪い多忙があると思うんですね。良い多忙が続くときって気持ちが充実して体調も良いのでしょうが、悪い多忙だとメンタルもフィジカルも減退します。皆さんは如何だったでしょうか。

僕の多忙はいろんな場所に出かけていって講演をしたりセミナーを開いたりすることを意味するのですね。今月の場合、沖縄、長崎、岡山、秋田、富山、愛知、大阪、山口、大阪、岡山、沖縄、北海道と移動しました。1か月の移動としてはなかなかな距離でした。

途中で声が出なくなって、訪問できない学校がありました。本当にご迷惑をおかけしました。楽しみにしてくださっていた先生方や生徒たちには今度訪問するときに謝ろうと思っています。体調を崩したのだからしょうがないですよと言ってくださるのですが、プロってそういうものではありません。体調管理も含めての仕事ですからね。

勤め人時代は身体も気持ちも楽でした。成績を上げてやらねばならないという気持ちが強く、シラバスや指導内容を考えねばなりませんでしたが、英語の成績を上げるのはそれほど難しくはありません。サラリーマンですから、与えられた仕事をこなしていれば給料がもらえます。

加えて、灘校の場合、生徒たちは中1から高3までずっと持ち上がりです。お互いの気持ちが伝わりやすく、教員も生徒たちも同じ目標に向かって動いていました。だからこそ教え子たちの多くが志望の大学や学部に合格したのでしょう。僕は生徒たちにLINEのIDを教え、いつでも連絡してきていいよと伝えていました。常に生徒オリエンティッドな33年間でした。

今は生徒たちではなく、自分オリエンティッドです。人生をどう生きるかと向き合っています。講演やセミナーをやるために灘校の卒業式で「退職します」と発表したわけではありません。移動する時間も計算に入れながら、自分のやりたいことにしっかり向き合わねばなりません。その点で言えば、体調を崩している場合ではありません。

この10月は働き過ぎました。その点で「良い多忙」ではなかったように思います。それぞれの学校では喜んでいただけたように思いますので、それが何よりの救いです。しかし、自分の内面と向き合ったときに、僕を喜ばせることができませんでした。2023年からは、しっかりと自分を見つめながら動くつもりでおります。

木村達哉拝

追記、
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