小学校で講演するのは久しぶりです。以前は大阪府豊中市の少路小学校で講演をしたことがあります。今日は昭和学院小学校で、午前中に保護者の皆さんを対象に、午後は小学校6年生の児童たちを対象に、テーマを変えて話しました。
保護者の皆さんには、親はどうあるべきかという内容のお話です。まぁ、親にできることなどありませんし、親と子どもの性格によって接し方は異なります。僕の母親は典型的な大阪のおばちゃんでしたが、もし彼女が「褒めて伸ばす」なんてことをしていたら僕は伸びなかったでしょう。そういうキャラではありませんから。
6年生の子どもたちには、勉強って何なのか、あるいは勉強することでどういう良いことがあるのか、という話をしました。「勉強嫌いな人は手を上げて」と言うと、ほとんどの子どもたちが手を上げました。でも、僕の講演後は「自分は実は勉強が好きだとわかった」と言っていましたね。
灘校に入学しても、卒業までたどり着けない生徒たちが全学年何人かずついます。卒業まで行ったとしても大学には合格できず、何浪もしてから専門学校に進む生徒たちも何人かずついます。せっかくいい学校に合格しても、あまり意味がないように思います。
その点で言えば、たとえば「灘校に入ったら勉強なんてしなくていいから」とか「灘校に入ったらゲームをいくらしてもいいから」なんて言うような親は最悪です。入学したときがスタートラインなのであって、入学がゴールなのではありません。それはハーバード大学であろうと何大学であろうと同じです。
講演に参加した皆さんはメモを取りながら、頷きながら、僕の話に耳を傾けてくださいました。子育て、いろいろ大変でしょうけれども、僕の話が多少でもお役に立ったなら幸甚の至りです。ご参加くださり、ありがとうございました。
木村達哉拝
追記、
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