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英語で話す力を身につけるために

2022.11.14(月) 06:00

久しぶりに沖縄の先生方を対象としたセミナーを開催しました。学研が主催、アルクが後援という形です。興南の視聴覚教室に多くの先生方がお集まりくださいまして、英語のスピーキング力を向上させる指導について学びました。

沖縄の私学である昭和薬科大学附属中・高や沖縄尚学中・高の先生方、公立中学校や高校の先生方、または塾や琉球大学の先生方、もちろん興南の先生方がご参加になり、沖縄らしく和気藹々とした雰囲気のセミナーとなりました。

英語を話すとなると英会話を想像する人も多いのでしょうが、英会話の力?というのも変ですけどね(会話に力が要るなんて!)、会話ってあまり変化がありませんでしょ。一年間を通じて、だいたい毎日似たようなことを喋っているじゃないですか。

だから、身のまわりの表現とか、あるいは英語でよく使う表現を覚えれば英会話はすぐにできるようになるんです。中学生や高校生でも慣れればオンライン英会話で話せるようになるのです。

ただ、英語を話すシーンって気軽な会話だけではないですよね。僕がロンドンに行ったとき「日本人って無宗教の人が多いって聞いたんだけど、それって鎖国と関係があるの?」と聞かれました。答えに窮していると「君は中国人? 日本人なのに日本史を知らないのか? それはIt’s a shame!だよ」と言われました。帰国してから日本史の勉強を必死にやったのは当然の流れです。

昨日のセミナーで少しやったのは「明治維新って日本を大きく変えたらしいけど、明治維新の後ってどう変わったの?」とか「米軍基地って沖縄だけでなく、神奈川とか山口とかいろんなところにあるけど、どうして米軍基地が日本にあるの?」などと海外の方に尋ねられたら、どう答えるのかという話です。

そしてPREP法にしたがって、英語を話すトレーニングを先生方にやってもらいました。本来なら手元に電子辞書やネット辞書があって、複数の和英辞典とか英英辞典が使える状況でないと、スピーキングの授業は成立しないですけどね。

参加してくださった先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。沖縄の子どもたちが、「どうして沖縄にはこんなに米軍基地があって、戦闘機が街の上を飛び交っているの?」と海外の人に聞かれたら、どう答えるんでしょうね。普段から自分の考えを整理しておいて、そして正しい英語で話せるように英語の勉強を続けてもらいたいなと願っています。

木村達哉拝

追記、
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