今日と明日はオフです。と言っても何かまとまったことができるかというと、否です。なぜなら体が疲れているからですね。さすがにもうすぐ59歳の体には、移動が疲れるんです。毎日ウォーキングを1万歩、スクワットを100回しているのですが、講演から帰ると疲れて執筆どころではありません。

セミナーも然り。ですから学研やアルクの新刊が僕を待っているのですが、9月以降はまったく手付かずの状態です。これではいけません。講演で食っているわけではありませんからね。講演で食うなら講演料を他の講師の方々のように20万でも30万でもいただかねばなりません。

国が教育増税なんてするわけもありませんから、学校にはカネがありません。外部講師に払うカネがありません。タブレット導入なんてきれいごとを言っていますが、そのために学校には必要な教材を買うカネがありません。特に公立の学校はとんでもないぐらいカネがなく、したがって生徒たちは学ぶ機会が制限されています。いくらでも使える私学とは違います。教育にカネをかけても票にはつながらないので、政治家は本腰を入れて教育にカネを使いません。

物書きになるので退職しますと昨年の卒業式で生徒たちに申し上げ、万雷の拍手をもらったのに、今のままじゃダメだなぁと思っています。セミナーから帰宅するでしょ。そうすると翌日は昼間でも眠くなるんです。セミナーで疲れるんじゃなく、移動で疲れるんです。

来年は劇的に減らすつもりです。と言っても、著作を使ってくれている学校からのオファーは受けるつもりです。僕の本を開いてくれている生徒たちや先生方に著者として話をするのは、物書きの仕事の一部かもしれないなと思うからです。

すべてのセミナーが終わりましたので、12月は執筆が再開できそうです。この日曜日は日帰りで沖縄に行き、来週の日曜日は日帰りで東京に行くのですが、それ以外はなんとか時間が捻出できそうです。体調管理とやる気管理も大切な仕事の一部ですからね。気をつけて過ごすことにします。

そう言えば生徒たちによく言っていたのを思い出しました。
部活動やら生徒会活動を頑張るのは別に構わんけど、それで疲れてしまって勉強できないってどうなんや。ちゃんと「疲労管理」をせなあかんわ。勉強って今のあんたには、人生を歩くための一番大事な努力なんやろ。部活動はあんたにとっては趣味みたいなもんやろ。趣味で疲れてしもて、一番大事なことができないってのはアホの極みやで。歩きたい人生を歩いていく第一歩をまずは踏み出さないとあかんのに、それをないがしろにして趣味に近い活動に熱を入れるのって、ごめんやけど俺には理解でけへんわ。

今の僕も似たような状態かもしれませんね。冷静に人生を見つめて、やるべきことをしっかりやっていきます。講演なりセミナーなりをやめるわけではありませんけどね。それはそれでひとつの楽しみなのでやめませんが、一番大事なことに時間を割きます。

木村達哉拝

追記
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