山形県の先生方による勉強会に今年も参加、登壇させていただくことになった。今年が5回目か。コロナで一度だけ開催できない年があったが、それ以外は毎年開催されている。今年の参加人数は約40名。お申し込みになった方々はただの一人もドタキャンなく、大いに盛り上がった。
いただいたお題は「はなす」。平仮名でお題をいただくのは例年どおりとしても、漢字に変換すると「話す」「放す」「離す」があり、それぞれに意味が異なる。英語の教員ばかりが参加しているわけではないので(とは言っても英語スピーキング力涵養についても言及はしたが)、そもそも「はなす」とはどういう営みなのかについて説明申し上げた。
詳細はメルマガに書くが、少なくとも我々が幸せに生きるために日々の営みを紡いでいるのだとすれば、正しく「はなす」ことが肝要ではないかと考える。正しく「話し」、なにを「放し」、そしてどのように「離す」のかを考えることで、過去の自分から脱却できるのではないかと訴えた。
英語スピーキングに特化した内容ではないかと推察しておられた参加者にとってはまさかの展開だったかもしれないが、極めて真剣にGDをされておられ、極めて有意義な勉強会になったのではないかと思われる。
ありがたいことに、たくさんのお土産を抱えて帰宅した。重くなるでしょうからご自宅に送りますとおっしゃった方々も。今週は山形にどっぷりと浸ることになった。山形、気温は低かったが人々の心は温かく、そのせいか行きのフライトで着ていたコートを帰りは収納棚に入れることになった。
木村達哉拝