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Welcome to My New Home

2021.04.01(木) 12:00

皆さん、こんにちは。木村達哉です。僕のホームページが新しくなりました。
今まではブログだけを見ていただいていた方が多かったように思いますが、これからは学校訪問であったり対談であったりとかをアップしていきます。お勧めの本を紹介する場所もあります。

TwitterやInstagramやFacebookにも、このホームページからアクセスできるようになります。
言うなれば、このホームページが基地で、ここからいろんな場所に飛んでいけるのです。よかったら、ブログではなく、トップページをお気に入りに登録してくだされば幸甚の至りです。

ところで退職しました

正式には昨日をもって、実質的には3月19日の離任式をもって、灘中学校・高等学校を退職しました。NPOふくしま学びのネットワークやNPOおきなわ学びのネットワーク、関西学院大学や新潟産業大学などにおける肩書きはありますが、いずれも雇用関係にはありませんので、給与はいっさい支払われません。今までのように然るべき職場から月末に給与が定期的に支払われることがなくなりました。つまり、長い間憧れていた専業作家になりました。

専業の作家の平均年収は100万から200万と言われます。有名な小説家が生活保護を受けていると聞きます。でも、自分の選んだ道ですので、後悔していません。むしろ、これから作家の末席に座り、皆さんに幸せな気持ちになっていただけるような、そして皆さんに人生を考えていただけるような、小説や絵本を粛々と作っていく人生を送ることにわくわくしています。

とは言っても、教員としての経験を生かし、うちに来て授業をしてくれないか、講演をしてもらえないかと言ってくださる学校や塾には、新型コロナウィルスの状況を見ながらではありますが、出かけていこうと思っています。

退職にあたってはいろいろ考えましたが、自分のやりたいことをやって生きていくのがいいなと考えるにいたりました。多くの方々に相談したところ、全員が賛成してくれるという結果になりました。給料が入らない緊張感を楽しめばいいじゃないですか!という無責任な言葉が嬉しかったです。

生徒たちには2月5日の卒業式予行演習で、手紙を朗読する形で退職の旨を説明しました。朗読が終わったあと、万雷の拍手に包まれ、本当に幸せでした。福島で先生方と生徒たちにカミングアウトしたときには、ある先生から「私たちは灘校の木村先生を求めていたのではなく、木村達哉先生に来ていただくことを望んでいるのです」と言っていただき、我知らず涙が溢れました。

耳成幼稚園の木村達哉です!から始まり、灘校の木村達哉ですにいたるまで、「木村達哉」の前には常に枕詞がありました。これからはそれが外れます。あえて言えば「作家の木村達哉です」という自己紹介をしながら生きていきます。

また、皆さんとは勉強会や講演会、書店さんのイベントなどでお会いすることもあるでしょう。今までと変わらず、笑顔でお話ができることを願っています。また、Facebookで励ましのコメントをくだされば嬉しいです。「灘校の木村じゃないなら要らない!」というのであればしょうがないですが、自分で決めたNew Lifeですので、ご理解いただければ欣幸の至りです。

さてさて、新しいホームページ、いかがでしょうか。あちらこちらにいろんなものがあって楽しめそうでしょ?早く更新しろよ!という声が聞こえそうですが、慌てない慌てない!ゆっくりと新しい家の飾りつけをしていきますから。

これからも、よろしくお願いいたします!

木村達哉拝