広島の修道中学校・高等学校では私の著作をかなりディープに使ってくださっている。知る限り、全学年で『新ユメタン』や『新ユメブン』などを生徒たちに配付し、大学入試を突破するだけでなく、大学入学後も使える英語力を涵養しておられる。
全学年でということもあり、毎年この時期になると同校から依頼が届く。中学生のうちに英語の勉強に対する正しい考え方やメソッドを話してほしいというものである。英語科の先生方とはすでにかなり親しくお付き合いをしていただいていて、MessengerやLINEで依頼が来る。
今回は中学3年生の生徒たちに向けた講演だったので、4月から高校に入ってどのように勉強をしていくかについて話した。そもそも勉強はヒトによって内容が異なる。大谷君は野球を勉強し、私は英語を勉強した。なんでもかんでも勉強するヒトはほとんどいないわけで、どういう勉強をしてどういう人生を生きるのかは自分の責任で考えねばならない。
終了後、担当の升田先生からお礼のメールをいただいた。「現在生徒と面談を行っていますが、ご講演をきっかけに学習への取り組みが変わったり、将来について真剣に考えるようになったりした生徒が多くいます。」と記されていた。謙遜ではなくて本当に拙い講演ではあったが、それでも彼らが人生を考えるきっかけになったのであれば幸甚である。
修道中学校・高等学校と言えば、Wikipediaの同校の欄にある「著名な出身者」が別ページになっているような、日本を代表する歴史ある学校である。在校生諸君には、単に志望大学に合格することを目標に勉強するのではなく、日本を、あるいは世界を代表する人材に育ってくれればと、強く願っている。
木村達哉拝
追記
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