昨年の年末だったか、ジュンク堂書店那覇店の森本エグゼクティブプロデューサーから連絡があり、これこれこういうイベントを予定しているんだけど、CBC（中部日本放送）の北辻特別解説委員と一緒にドラゴンズについて語り合わないかというお誘いをいただいた。

はい？

ドラゴンズ？

いや、予定はあるんです。でも、参加せんわけにはいかんでしょ、わたし。

ということで、その予定をキャンセルし、日帰りで沖縄に行くことになった。昼の便で那覇に行き、最終で帰れば全く問題はない。どう考えてもこれは「仕事」ではないだろうし、交通費なども期待できないが、それでもドラゴンズについて語るというのであれば、私以外に適任者は考えられない。

タレントの漢那邦洋さんがMCの予定だったが、３人ともドラゴンズに関しては一家言持っていることもあり、結局は鼎談という形になった。100%ドラゴンズ万歳というものではなく、中日本社に対して苦言を呈したり、ファンサービスへの意識の低さを批判したりといったような発言も多く、ファンの皆さんだけでなく球団関係者にも聞いてもらいたいという内容となった。

英語、教育、書籍に関するイベントがほとんどの私が、まさかドラゴンズイベントに呼んでいただけるとは思っていなかったが、北辻さんと漢那さんから「これからもこの３人で何かやりましょう」と言っていただき、心浮き立つ思いで最終フライトに笑顔でスライディングしながら乗り込んだ。

実にいい機会をジュンク堂書店の森本さんにはいただいた。エッセイをアップしているこちらにも書いたとおり、もっと肩ひじに力を入れず、自分の好きなことをやりながら生きるのもいいなと思っている。言葉や書物だけでなく、いろんなものにアンテナを張りながら残りの人生を楽しもう。

木村達哉拝

追記
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