昨日のポストに書いたとおり、灘校でお世話になった元同僚がお亡くなりになった。昨日から健康について考えている。よく「40を過ぎると体力が落ちるぞ」なんて言われたが、それほどでもなかった。否、むしろ40を過ぎてから私の体は人生最強になったように感じた。
50歳になった頃のある日のこと、ビールを少し飲んだだけで翌日は二日酔いで苦しんだ。両手にビールジョッキを持って左右の人たちと同時に乾杯する私としてはかなり驚いたが、肝臓の能力が劇的に落ちているんだろうと思い、2か月ほど禁酒した。
目の手術を経験したのが数年前。右目は緑内障で視野が欠けているので文章を読む際には左目だけ。歯や歯茎は弱ってきているものの、堅いものが噛めなくてどうしようもないというほどでもない。毎春に人間ドックを受け、昨年は「肺に影があります」という所見に驚かされたが、おそらく現在はどの項目も、否、腹囲以外は、A判定ではないだろうか。
母が62歳で、父が71歳で、それぞれこの世を去った。母が亡くなった年齢まではあと3年。今の調子なら多少は時間に胡坐をかいても大丈夫なんじゃないかとも思え、ときに深酒をし、沖縄では大食い選手権の選手並みに食べ、気がつくと灘を退職した際に買ったスーツがきつくなっている。
が、いつ死神がその巨大な鎌を振り下ろすかわからないよと元同僚が教えてくれた。仕事や勉強をしっかりやっていくのは当然としても、母の死去以来の座右の銘である「健康のためなら死ねる!」を再度頭に刻み込み、何歳になっても笑顔で暮らせるよう、気をつけて生活していこう。
木村達哉
追記
無料メルマガ「KIMUTATSU JOURNAL」を配信しています。メルマガを読みたいという方はこちらからご登録ください。週2~3通のメールが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。