昨日は沖縄カトリック中学校高等学校からの依頼で、『新ユメタン』や『ユメタンライティング』などを使って英語の勉強をしている全校生徒たちに講演をしてきた。午前中は高校生たちに、午後からは中学生たちに。
英語の勉強法についても話をしたし、それは生徒たちも望むところではあったと思うけれども、そもそも英語をどういうふうに使うのか、どういう理由で勉強するのかを考えなければ、勉強法も違うし深度も違う。私のような英語のプロになるのであれば、かなり徹底的に勉強しなければならない。海外旅行程度でいいならば、英語アプリで用が足りる。
勉強は常に欲や目的に基づいたものだ。自分の教養を深めたいという欲があり、したがって本をたくさん読んだり旅をしたりする。野球がうまくなりたいという欲があり、したがって野球の練習だけでなく筋トレをしたり野球ルールについての本を読んだりする。おおよそ欲や目的があってはじめて勉強を継続することができる。
生徒たちには、自分の人生を深く考え、どういう勉強をし、どういう人間になるのか、どういう人たちの役に立とうとするのかを残りの学校生活で考え続けるように話した。彼ら彼女らがあちこちで大きく頷いていたのが嬉しかった。
終わってから生徒たちに囲まれた。『新ユメタン』などにサインをしてほしいという生徒たちが何十人も列を作った。気分だけは大リーガーの私は全員にサインをし、ひとりひとりに「大学に入っても学び続けるんやで」「幸せな人生を生きるねんで」と語りかけた。なかに「シャツにサインをしてほしい」という生徒がいたので、親に叱られなければいいけどなと笑いながらサインを書いた。
実に素直で、明るく楽しく元気のいい生徒たちだった。こういう学校は気持ちがいい。呼んでくださった先生方に深く感謝したい。少子化がこれからさらに酷くなる日本での学校経営は大変だと思うが、いい学校には残っていってほしい。
木村達哉
追記
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