こんな公立の学校があるんだ!と驚いた。拙宅から1時間程度のドライブを楽しみ、真向かいに関西学院大学のキャンパスが広がる県立三田祥雲館高校に到着して驚いたのだ。灘校の同僚が「お城みたいな学校ですよ」とFacebookのコメント欄に書き込んでいたので多少の予備知識はあったものの、こんなにも大きく、そして美しい学校だとは思わなかった。
あまりに意外なほど美しい校舎の登場に目をきょろきょろさせながら、同校の駐車場から校舎までをゆっくりと歩いた。イギリスの大学のような美しい校舎でどんな生徒たちが学んでいるのだろうと考えていた。
『新ユメタン』と『まるまるリスニング』を使って英語を学んでいる生徒たち。彼ら彼女らは極めて礼儀正しく、講演中の姿勢は素晴らしいの一言であった。適切に大笑いし、適切に頷き、適切にメモをとっていた。話している私は大人向けのセミナーで話しているような錯覚を覚えた。先生方のご指導の賜物だろう。
学校を訪問して講演をする際には生徒たちの学力レベルがどのようなものなのかという予備知識は入れないようにしているが、おそらくそれなりに学力も高いのだろう。あれだけ学びの姿勢が身についている生徒たちが報われないほど、受験の神様の物分かりは悪くない。
私を呼んでくださった担当の土谷先生には心から感謝したい。『新ユメタン』の使い方や覚え方、リスニングや英文法のトレーニング法、成績の上げ方、学ぶ理由と重要性については筋道を立てて話した。あとは生徒たちが頑張るのみ。
しっかりと学び、何年後かには世界で活躍する人材に育ってくれることを心から願っている。私の著作が多少でもその一助となれば嬉しい。
木村達哉
追記
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