今日明日は松山。大学時代は「笑いについて」がテーマのゼミに入っていた(というより入れてもらっていた)が、担当の教授からはコンパ委員とゼミ旅行委員の両方を仰せつかっていたものだから、個人の好みにしたがって旅行先を決めることができた。
3年生のときは白浜温泉に、そして4年生のときは道後温泉に、他の学生たちの意見などまったく聞かずに決めるという暴君ぶりを発揮した。とにかく男子4人、女子20人からなるゼミで、教授もこれは木村に暴走させるぐらいのほうが動きやすいと踏んだのだろう。松山はそれ以来だから35年ぶり。
明日、寺小屋グループ主催のイベントに登壇するので前入りしているのだが、松山と言えば何を置いても夏目先生の『坊っちゃん』と司馬遼太郎先生の『坂の上の雲』である。こういうときにインターネットとグーグルマップは便利このうえない。スマホに向かって「さかのうえのくも!」と叫ぶと、マップが「ここへ行け」と教えてくれた。
『坂の上の雲』の登場人物を考えると当然といえば当然なのだが、ここでは正岡子規についても学ぶことができ、極めて充実した60分を過ごすことになった。松山って思った以上に文学的な街だよなぁと、来年以降も来たいよなぁと、同行している我が事務所のスタッフや関西学院大学のX氏と話しながらビールを飲んだ。
松山と伊丹を結ぶ飛行機は頻繁で、行きも帰りも満席だったから、思っている以上に松山は人気スポットなのかもしれない。機内はビジネス半分、旅行半分といったところか。私の場合、今回はビジネスなのだろうが、来年も呼んでもらえるならもう少しじっくりと街を巡りたいと密かに思っている。
木村達哉
追記
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