毎年、福島県教育委員会が主催する「福島リーダー育成プロジェクト」で高1生と高2生に向けて英語の授業を何コマかしている。教委から指示がある場合もあるし、今回のように好きに決めさせていただける場合もあるが、おおよそリスニング力とライティング力の勉強法について話すことが多い。
この2年は動画であったりオンラインであったりしたが、今年はようやく元通り、目の前に生徒たちがいる環境で授業ができるようになった。実にめでたいことである。ただ、日程の関係で22日に猪苗代の青少年の家で高1生に、24日に福島県立福島高校で、授業をすることが決まった。23日が空くなぁと思っていたら、であればうちの学校で講演してくれというケシカラン声が届いた。それについては後述する。
福島にいるとさまざまな種類の風化を感じる。生徒たちの気質もそのひとつ。震災直後は自分たちが福島を支えるぞという気概を感じたが、現在は単に大学に合格したいという生徒が参加者の大部分だと思われる。ただ、そうであってもやはり伝えるべきことは伝えたほうがいいと考え、単にリスニングやライティングの勉強法だけでなく、勉強する意義についても話すことにしている。
参加した100名強の生徒たちは、おそらく英語の勉強法については理解できたとは思うが、それに加えて勉強の大切さや将来の自分を念頭に置いて、将来は福島が、日本が、そして世界が誇るべき人材に育ってくれることを心から願っている。
なお、上記のとおり23日は完全に空き日となるはずだったが、県立橘高校の高篠先生から「であれば、うちのバドミントン部の部員たち限定で講演というか、面白い話をしてやってよ」という素敵なオファーを頂戴したので、喜んで同校に向かおうと思う。
木村達哉
追記
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