朝から昨日の参加者のうちでお泊りになった先生方と2時間ほどの座談会。それぞれの塾や学校が抱える問題点を全員で共有し、解答のある問いではないにしてもどこかに糸口があるのではないかと頭をひねりあう機会を持った。
昼食後は金谷さんの車でドライブに出かけ、美しい富士山を堪能させてもらった。富士山を見るのは初めてではないにしても、これだけ間近で、長い時間、さまざまな角度から楽しんだのは初めてである。
田貫湖、白糸の滝、そして咲き誇る桜。
生きていると楽しいことばかりではない。むしろ苦しいことが多く、傷ついてばかりいる。私の友人のひとりはそれに耐えかねて自死を選んだ。私も6000万円の借金を背負ったときには、死を考えることはなかったにしても、もしも精神を病んでいたならどうなっていたかわからない。
しかし、こういったちょっとした喜びがあると人間は生きていける。素晴らしい景色を見る、美味しいものを食べる、海外旅行で刺激を受ける、SNSで「いいね」やコメントをもらう、noteのフォロワーが増える…
そんなもの、何が面白いんだ?1円のトクにもならんじゃないか!とのたまう立派な人もおられるだろう。けれども、そういったことが生きるエネルギーにつながる人だってかなり多いのだ。それほど大きい喜びじゃなくてもいい。ほんの少しの喜びが生きる力につながるのである。そして、ポジティブってのはそういうことなんじゃないかと、私は考えている。
小さい喜びを敏感に感じながら、私は生きたい。明日は富士市のホールで講演が2本ある。おそらく私に会うのは初めてという方々が多数いらっしゃる。その方々にお会いする喜びを感じながら、そしてその方々が私に逢えてよかったと思ってくださることを祈念しながら、今日はそろそろ休むことにしよう。
木村達哉
追記
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