チームキムタツという英語指導者の勉強集団を12名で立ち上げたのはもうずいぶん前のことだ。おそらく初めての著作を出した年だから2005年か。以後18年が経って、今では4500名になった。極めてたくさんの先生方が私のMLに登録なさっている。

チームキムタツと名付けたのは私ではない。私はもっと汎用性の高い名前を考えていたと書くと、ではどういう用途なのかと尋ねる人もいようが、とにかく「キムタツ」が中心じゃなくてもいいなと思っていた。が、現在は関学大で働く山田氏の馬力に押し込まれ、その名前となった。

サーバー管理費が年間50万ほどかかるが、それはすべて私が出している。政治色や宗教色などは一切排除し、英語の指導法や勉強法について学びたいと願う人たちの場であればと継続している。セミナーをやるたびに登録人数は増加の一途を辿っていたが、コロナでひと休止。

ただ、増やすための努力をしているわけではなく、むしろ4500名もの方々が登録されていることに驚いているぐらいである。入りたい方が入り、学びたい方が学べばいいのである。誰かが儲かるような、一部が幸せになるような、そういう勉強会では長続きしない。18年続いてきたのはそういう理由である。

これまた私自身が立ち上げたわけではないけれども、ある時期から自然発生的に支部ができた。関東支部、岡山支部、広島支部、九州支部、沖縄支部が存在し、それぞれの長が上手く勉強会を運営している。勉強会がしたいのですがとそれぞれの長から連絡が入ると、私は嬉々として出かけていくのである。私に支払われる報酬は常にスマイルのみ。私を含めた全員が手弁当で集まるのが良いのである。

今日は岡山支部の勉強会が行われた。会場は県立瀬戸高校。長である高梁高校の流尾先生が運営し、事務局長的な立場である目﨑先生が場所を提供してくださった。先生方だけでなく、元教員や出版社も集まり、読解指導について、AIと英語について、ああでもないこうでもないと言いながらGDを行った。

皆さんが元気になる、そして学びになる、こういった勉強会はこれからも続けていければいいなと強く思う。集ってくださる方々への感謝を常に忘れず、変に媚びることなく。特に若い先生方のご参加が多いので、経験値の低い彼ら彼女らがこうすればいいのかと膝を叩ける勉強会になればと願っている。

木村達哉

追記
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