2種類のメルマガ(教員向けとそうでない人たち向け)を隔日に発行し、ブログはほぼ毎日書き、FacebookやTwitterは毎日何回か更新。noteはブログの文章を肉付けする形で書いている。これらはすべて、言うまでもないが、仕事ではない。ペイが発生するわけではない。
文章の師と仰ぐ浅田次郎先生が、プロの物書きが無料で文章を書くのはケシカランと仰っていて、そりゃそうだと思っていた。が、なにしろ売れない物書きにとっては仕事ではない書き物もいい練習になる。辞書をひきながら、資料に目を落としながら、もっと気の利いた表現はないかとのたうちまわる。
プロの物書きが無料で書くのはという浅田師匠の教えに背いているのは、英語の世界で生きてきた自分が今度は日本語の世界でも生きようとしてもがいているからである。If you really want to speak English, speak English.と言ったのはパトリック・リネハン氏だが、If you really want to write well, continue to write.だと考えているのである。
言うまでもないことだが、ただ闇雲に書いていても上手くはならない。人さまの文章を読んでは暗写し、暗唱しながら美しい文章のインプットをする。その表現を使えるトピックを設定し、文章に落とし込むというプロセス、言い換えれば苦悩を味わいながら、少しずつ少しずつ「作品」を練り上げているのである。
本の1冊や2冊作れてもまったく駄目で、とにかく数をたくさん作れないと読んではもらえない。そのためには無駄だと思うようなことでもなんでも吸収し、それをもとにまた文章を書くことになる。いつかはSNSを止めることになると思うが、それがいつなのかは自分の成長を見ながら決めようと思っている。今は数を作る。それを意識して、いろんなものを書いているのである。
木村達哉
追記
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