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「72’ライダー」と脚本と

2023.05.14(日) 02:00

ひーぷーさん(真栄平仁さん)と昨秋からラジオ番組を持っている。「キムタツ✕ひーぷーのオキナワ・ジモトーク」という番組名で、火曜日の19時半スタート。沖縄にゆかりのある方々をお迎えし、ライフストーリーをお聞きするという内容である。

ひーぷーさんは毎日のようにラジオやテレビに出演されているタレントだが、同時に脚本家でもある。彼が書いた「72’ライダー」は秀逸の舞台で、沖縄各地のホールを満席にしている。本日は東京の吉祥寺で上映会がある。沖縄の舞台映像を見ていただくのだが、東京のホールが満員御礼ということだから、評判の高さがわかるだろう。

ラジオ番組を一緒にやっているよしみで、脚本を読ませていただいたことがある。沖縄の本土復帰翌年、国会議事堂にバイクで突っ込んで亡くなった沖縄の青年の話だから、理解できないうちなーぐちがここかしこにあるが、それまで脚本を読む経験がなかったものだからわくわくしながら文字を目で追った。舞台を拝見した際には、あの脚本がこうなるのかと驚いたものである。

その後、脚本というものに興味を持ち、向田邦子さんと倉本聰さんの脚本を手に入れた。自分が舞台やテレビドラマの脚本を書くとしたらどうするだろう。彼らの脚本は他となにが違うんだろう。そもそもどうやって書くんだろう。いろんなことを考えながら、神様たちの脚本を何度も読んだ。

私が舞台脚本を依頼されて書く日が来るかどうかはわからない。しかし、一足先に、頼まれているわけでもないのに脚本を書き始めた。思いがあるうちに始めておこうと思ったのである。書きあげたらせっかくのご縁なのでひーぷーさんにお見せして、厳しく批判していただこう。何事も始めないと成功も失敗もできない。

木村達哉

追記
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