「沖縄の風に吹かれて」を読んだ方々からご連絡を頂戴している。沖縄の方、沖縄から県外に移った方、沖縄旅行をよくされている方、沖縄に関心を持っている方・・・ヤマトンチュである私の沖縄コラムをいろんな方々に読んでいただきたい。そして、それぞれに沖縄を感じていただきたい。

もうすぐサミットが行われる。広島には毎年数回訪れて生徒たちや先生方と触れ合っているが、沖縄と同じように酷い目に遭わされた広島には沖縄ほどの分断を感じない。どうして沖縄だけが、右と左の、ウチナーンチュとヤマトンチュの、クラックができてしまっているのだろう。米軍基地の有無がその理由なのだろう。

学校で教員が簡単に「基地」という二字熟語を口にできない状況で、沖縄の若者たちは知識不足に陥っている。5月15日にある学校で「今日は何の日か」と先生が生徒に尋ねたところ、答えられたのはたった１人だけだったと嘆いておられた。平和学習は沖縄でこそ、沖縄の学校でこそ、行わねばならないはずなのに。

私は右でも左でもない。が、決してノンポリというわけではない。戦争を二度と繰り返してはならないと強く願い、そしてどう行動するのが適切かと考える。政党云々ではなく、まずは正しい歴史認識を持たねばならない。そのための史料は、沖縄には生きた形で溢れている。本来ならそれを学校で教え、そしてできることならば生徒たち自身が日本語と英語で語れる口を持つことだろう。

これについても、また「沖縄の風に吹かれて」で書こうと思っている。

木村達哉拝

追記
無料メルマガ「KIMUTATSU JOURNAL」を配信しています。メルマガを読みたいという方はこちらからご登録ください。週２～３通のメールが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。