英語教員や教育系企業の人たちが登録なさっているチームキムタツは4600人ほどから成る。以前は意見交換をML上でしていたのだが、さすがにその人数となればディスカッションはできない。今は私、佐藤先生(神奈川・聖心学院中高校)、石崎先生(都立高校)、丸山先生(鹿児島・ラ・サール中高校)、大藪先生(福岡・久留米大附設中高校)からのメルマガ配信と、なんらかの受験情報提供の場となっている。
年間に数千人もの方々がセミナーに参加するので、それなりには大きいメディアになっているのだけれども、こちらとしてはあまり儲けるつもりがなく、管理費の年50万円ほどは自腹を切っている。私が死んだら自動的に消えるメディアだけれども、それなりにチームキムタツには存在意義があるのではないか。
登録しているのは英語教員だけでない。教育系企業の方々もおそらく何百人かはいらっしゃるのではないか。アルク、ベネッセ、学研、カシオ計算機、ウィザス、SRJ、朝日出版社、旺文社などなど。私と関係がそれなりにある企業の方々が登録なさっていて、もっと発信してくださってもいいのだけれども、控えめに教員たちの活動を支えてくださっている。
どうも教育現場には教師が上、業者が下という空気があって、本当に気味が悪い。業者に対してやたらめったら尊大な態度をとる教師も少なくはない。お前のどこがエライねんと言いたくなるような教師が、本の営業にやってきた出版社や模試の紹介にやってきた企業の社員たちを邪険に扱う。
いつも言っているのだけれども、教師が上だと思っているような愚かな教師はチームキムタツにはいてほしくない。お互いが支えあっているのである。それは塾や予備校も同じ。全員で教育を作っているのであって、学校が教育業界ではトップなのだと思っているとすれば大間違いである。
今日はアルク本社から、教材活用セミナーを配信させてもらった。6月にはSRJ主催のオンラインセミナーがあり、おそらく生徒、保護者、指導者が多数お申し込みになると思われる。こうした業者の方々は私のことを先生!先生!と呼んでくださるが、私は私でこういう機会を与えてくださったことに感謝している。業者の方々がいらっしゃらなければ、私だけでは全く考えを広めることができない。学校だけで研修が完結する教員など皆無だし、都道府県が用意する研修にあまり意義があるとは思えない。
私の勉強会が役に立っているかどうかは置いておいて、少なくともこういう機会がありますよという情報を提供できる場になっているのはいいことだと思う。これからも私に力が多少ある限りは続けていきたいし、業者の方々にはご協力をお願いしたい。
木村達哉
追記
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