学研から英語スピーキングのトレーニングブックを出すことになっている。本来ならもっと早くに書き終えているはずが、昨秋に講演とセミナーの予定を組み込み過ぎてほとんど執筆の時間が取れず、学研ホールディングスの皆さんにはご迷惑をおかけした。
今日は編集者諸氏とのオンライン打ち合わせ。ブック1の原稿はすでに送ってあるので、後はネイティブチェックであるとかページの台割であるとか、要するに学研サイドの仕事があるだけである。9月に初校が、10月に再校が、11月に念校がそれぞれ上がってくるらしい。来年の年明けには出せるのではないか。それが私の91作目となる。
そして、すでにブック2に向かっている。ブック1は中高一貫校の中3から高1の生徒たちを意識して創ったが、ブック2は高1から高2の生徒たち。ブック1を踏襲しながら目次案を作成し、すでにコンテンツを確定させた2つのユニットを書き上げた。
英語を話せるようになるには2つのトレーニングが必要である。1つはクイックレスポンス(超瞬間リアクションというか瞬間英作文というか)のトレーニングである。「ありがとうございます」ならThank youと、「今日はあなたにお会いできて楽しかった」ならNice meeting you.と、即座に答えるトレーニングであり、『新ユメタン』や『新ユメジュク』のコンセプトでもある。
もう1つのトレーニングは実践的なもので、たとえば「日本の学校って制服があるんでしょ。それについてあなたはどう思うのですか」とか「日本人って無宗教の方が多いらしいけど、どうしてなの」といった質問に英語で答えるトレーニングである。
学研から出すスピーキングブックはこの2つのトレーニングを、各ユニットでどちらも頑張ってもらうことになっている。学校採用品(おそらく塾も採用可)なので店頭に並ぶことはないが、生徒たちにはしっかり取り組んで、英語ぐらいは話せる自分を作ってほしい。
木村達哉
追記
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