今日から沖縄。といっても今回はラジオ番組の収録が今日明日とあり、それが終わるといったん帰宅することになる。15日からはまたまた山口県。毎年訪問している県立萩高校で講演をすることになっているのである。
山口県上山口から長崎県佐世保へ、沖縄へ、そして今度は萩市へと移動しますと言うと、人さまは大変ですねとかお忙しいですねとか仰るけれども、呼ばれているうちが華である。誰からも呼ばれなくなって、今日は何をしようかと考えるようになるといよいよ老人である。
いつまでも好奇心を持って、あちこち動いてこその木村である。座椅子に寝転がり、ひねもすのたりのたりしているようなのでは身体中に苔が生えるというものだ。多動こそ力になるのであって、方々でいろんなヒトにお会いし、生きるエネルギーを頂戴しているのである。
今日はバスケットボールの関係者にお会いしてお話を伺った。背が低いものだから、子どもの頃からバスケットボールとバレーボールにはとんと縁がない。今日も、バスケットボールってのは要するにありゃ籠にボールを放り込めばいいんですよね、なにがおもろいですかという質問を吐いて、相手を苦笑させたところである。
失礼をふるまいながら、背中を丸めてお許しを乞いながら生きているのである。これがどこにも行かず、新しい方々とも出会わずという生活では到底耐えられない。お忙しいですねと言われる人生をいつまで送り続けられるのかはわからないが、これからもご恩とご縁を大切にしてあちこち動き回ってやろうと思っている。
木村達哉
追記
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