先日は(株)SRJ主催のオンラインセミナーが開催され、「夏休みの過ごし方」についてお話をさせていただいた。500人ほどの方々からお申し込みをいただいたが、その大半が中学生だったそうだ。おそらく保護者が我が子と一緒に参加しようとお申し込みになったのと、SRJの教材を使っている数多くの塾がまとめてお申し込みになったのだろう。
夏休みの過ごし方というと、我が身で思い出すのは日課表だ。夏休みに入る前に先生から日課表を作って提出せよと言われ、やっつけで作ったものを守るわけがない。目に見えるところに貼れと言われても、自室があるわけでもない小さな家の目に見えるところと言えば、便所の壁ぐらいである。貼った日課表は無残にも誰かによって剥され、汲み取り式便所の中でいつも糞まみれになっていた。
だからというわけではないが、日課表は作るべきではない。教え子たちにも常々そう言い続けてきた。大人も含め、今日予定していたことをすべて今日中に終わらせることのできる人間など存在するのだろうか。急に体調が悪くなった、友達からの誘いが入った、親から仕事を手伝えと言われた、なんにしてもやる気が出ないなどといった理由で、タスクを遂行することができない日は多いものだ。
セミナーを受講した方々には申し上げたが、日課表ではなくて週課表なら問題はない。7日間でこれだけのタスクを完遂させるぞという計画表であれば、仮に月曜日にできなくても火曜日や水曜日に頑張ればいいのだ。私が本を書くときなども、週ごとに計画を立て、その自分との約束だけは守るように努力をするのである。昨日頑張ったのであれば、今日は安心してビールが飲める。
セミナーでは計画の立て方だけでなく、具体的な成績の上げ方についても説明を申し上げた。今回は3回シリーズの第1回目ということであるが、残りの2回も期待しておいていただきたい。
木村達哉
追記
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