萩から帰宅したのが昨日の夜。バスで1時間揺られるのがなかなか疲れるところだが、寝て起きたら新山口駅だったこともあり、まったく疲れていない。というわけで、朝から車で京都に向かうことにした。自宅から名神高速の入口までは約10分。混んでいなければ30分で京都南ICである。
和田誠展が京都駅伊勢丹の美術館「えき」でやっているのを聞いていたので、まずはそちらに向かった。八条口にあるいつもの駐車場に車を放り込み、元に戻ったとは言えないまでもかなり多くの外国人観光客をすり抜けながら京都駅へ。例のエスカレーターをまっすぐに7階まで上がる。おもちゃ売り場の奥が美術館「えき」である。
チケットを購入してもぎりの女性に手渡すと、笑顔で「写真は」とおっしゃるのでどうせ駄目なんだろうと思いきや「撮っていただいて構いません」と。素晴らしい!ルーブル美術館やブリティッシュミュージアム(大英博物館)でも写真は可(モナリザ以外)なのに、日本ではどの美術館でも不可だとおっしゃる。
カメラのフラッシュってのはそんなにも有害なのかと家人と話しながら、和田さんの作品を見てまわった。週刊文春の表紙イラストのみならず、絵本を含む200冊を超える著作がある。木村拓哉さんは「なんだかんだ言って場数がすべて」と仰ったが、私などは90冊しか著作がない。場数が足りないなと反省した。美術館では創作意欲が湧く。
京都に行くと必ず寄ることにしているKappa亭まで足を運んだが、残念ながらお休み。近くにある出石庵というそば屋に入った。親子丼と蕎麦のセットを頼んだが、これが絶品。ネットでの評価が高いお店を選ぶのもいいが、こうしてふらりと入ったお店が当たりであることも旅の醍醐味である。私の自宅と京都の距離を考えると、今日のは旅とは言えないのだろうけれど。
ふくれたお腹で寺町京極商店街まで上り、贔屓のお店をひやかしながら歩いた。「そうだ 京都、行こう。」は太田恵美さんの有名なコピーだが、たまにはこうして思い出したように京都を訪れ、知らない通りを歩くのもいいものだ。これから祇園祭に向けて、京都は忙しくなる。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。週2~3通のメルマガが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。