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さださんとスタレビを追いかけて

2023.06.26(月) 10:00

さだまさしさんの「微熱」を聞きながらこのブログを書いている。彼のコンサートには2度ほど行ったことがあるけれども、実に楽しいひと時を過ごすことができる。これはスターダストレビューのライブにも言えることだが、トークの時間が長い。

お亡くなりになったやしきたかじんさんのライブもそうだったけれども、歌と歌の間にトークが入るのではなく、トークとトークの間に数曲の歌が入る。トークが始まると客席は腰を下ろして、笑顔になる。なんて素敵な時間なんだろうと、いつも思う。

灘校を退職することを学研の飛田さん(当時はアルクの役員だった)に伝えたところ大層驚いておられた。さださんみたいにあちこちを旅しながら、自分の本について、英語の勉強について、人々に話しながら生きたいと思っていますと言うと、応援します!と言ってくださって嬉しく思った。

スターダストレビューのライブでボーカルの根本要さんが「僕たちもたいがいの街に行って歌っているんだけど、どんな小さな公民館に行ってもさださんのポスターが貼ってあるんです。僕たちはさださんの後を追いかけているようなものです」と仰って、では僕もさださんとスターダストレビューの後を追って生きるのもいいなと思ったのである。

コロナが意外なほど長引いて、旅人にはなれずにいる。けれども、ようやく昨年ぐらいから弘前や鹿児島に家人とともに移動しながら、先生方や子どもたちに話をする機会を増やしている。体力がいつまで続くのかわからないが、さださんもスタレビの皆さんも人生の先輩である。後輩が先にくたばるわけにはいかない。

さださんのアルバム「夢の轍」、曲が「極光」に、そして「虫くだしのララバイ」に変わった。オーロラが見える場所、地球が夢を見ている場所に僕も立ちたいけど、まさかそんなところでトークイベントをやっても誰も出席しないだろうななんてつまらないことを考えながら、さて、学研から出す本の原稿を書こう。

木村達哉

追記
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