富山県立魚津高校を訪れ、『新ユメタン』『5STAGE英文法完成』に熱心に取り組む生徒たちに講演を行った。私にとっては10年ぶりの訪問であり、担当してくださった赤川先生には心から感謝したい。
講演のテーマは「夢をかなえる英語勉強法」だったが、単に英語の勉強法だけを語っていては深い話にならないだろうと思い、学びや人生、そして日本の未来について、自由に話を展開した。魚津高校の生徒たちは笑いながら、頷きながら、そして英語の勉強法を実践して音読を繰り返しながら、私の話に真剣に耳を傾けた。彼ら彼女らの聴講態度は見事であった。
オーディエンスが笑顔に包まれると、自然と追加の説明を重ねてしまう悪い癖が私にはある。生徒たちは喜んでいたようで、終了後には控室までやってきた男子生徒がサインを求めながら、「とても面白かったし、やる気になりました」と言った。それ自体は嬉しかったのだけれども、講演が少し延長してしまって質疑応答の時間が取れなかった。
事前に集めた質問用紙を提出したのは女子生徒ひとり。手元には今、英語勉強法に関する質問が書かれた紙片が1枚ある。ふと思いついた。この生徒に手紙を送ってみるのはどうだろう。
明日は富山高校。講演が終わった後に帰宅するのは23時ぐらいになるだろうが、質問用紙を提出した魚津高校の生徒ひとりに向けて、回答を書いてから寝ることにしようと決めた。
私からの手紙が魔法のように彼女の勉強意欲をかき立てるものであればと強く願っている。
木村達哉
追記
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