昭和学院秀英中学校高等学校から車で10分かそこらの距離にある県立千葉西高校の澤田先生から、『新ユメタン』を使っている生徒たちのために立ち寄ってもらえないでしょうかと懇願された。澤田先生とは、彼があちこちのセミナーにいらっしゃるので、昔からよく知った仲である。
立ち寄るという言葉にしては用意された時間が3時間ほどあったのだけれども、せっかく拙著を使ってくださっているのだからと、英語の勉強法や人生の学びについて話をさせてもらった。集まった生徒たちは50人ほど。
答案返却日ということであった。各自がすでに答案を受け取り、帰宅しても良い時間だったのだけれども、希望生徒たちが私に会いたくて残ってくれていた。人生意気に感ず。読者と接する幸せは無上のものである。終了後には『新ユメタン』にサインさせてもらった。
単語集というと単語を覚えるための本だというイメージが強いように思われる。確かに昭和時代に作られた本はどれもそのために作られていたように思う。が、少なくとも『新ユメタン』をはじめとする「発音と意味をしっかり覚えましょう」という単語集の場合、単語だけを覚えるのではなく、発音や語法、コロケーションなどが勉強できる。
『新ユメタン』の場合、瞬間英作文ができるように、つまり英語が話せるようにという想いで作った本だ。著者には想いがあるので、先ずは「はじめに」をしっかり読んで使い方を理解したうえで勉強することが大切な姿勢なのである。
千葉西高校の生徒たちには、『新ユメタン』をなぜ作ったのかという話をし、実際に著者として瞬間英作文を実践した。生徒たちは口をぽかんと開けて私を凝視していたが、なるほどなるほどと頷いている生徒たちが多かったので、英語を頑張ろうと思っている子たちにとってはいい機会になっただろう。
この二日間は千葉の海浜幕張駅周辺で数多くの方々にお会いすることになった。昭和学院秀英と千葉西の先生方、特に担当の藤田先生と澤田先生には心から感謝申し上げたい。
木村達哉
追記
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