今月は大阪セミナーからスタートし、富山県立魚津高校、同県立富山高校、千葉の私立昭和学院秀英高校、同県立千葉西高校、沖縄の私立興南中学校、同県立那覇西高校と糸満高校で講演なり授業なりをさせていただいた。県ごとに違いがある。生徒たちの性質も違う。先生方も然り。
それぞれで気軽に写真を撮影したものを残してあるが、スティーブ・ジョブズのおかげで現像することもなく、外付けHDに放り込んである。税金と社保料が極めて高くて生活がままならない国民も多く、その割に政治家は世界で一番給料が高いのだから一揆が起きないのが不思議だが、いい意味でも悪い意味でも平和のカタマリみたいな国で、私はこの国を愛している。
沖縄って呑気な人が多いんですかぁ?なんて聞かれることもあるが、いや待て、そもそも日本人の大半が呑気やないかと答えることにしている。政治家たちは国民を生かさず殺さずの状態で社会を保とうとしている。一方、ゆで殺されるギリギリの状態になっても与党を応援しているカエルが40%ほどいる。
こんな呑気な国はおそらく世界を見渡しても無いだろう。島国の上に英語ができないので海外を知らない国民が大多数。海外ではと言うだけで、そんなに海外に行きたければ行けばいいじゃないかと理由もなく怒る村人たちもたくさんいる。そういう村人たちを見ているのを楽しんでいる性格の悪い人間なのである。
が、最近少し、私の内なる声が変化してきた。私は34歳から英語の勉強を必死にやったおかげで英語が話せる。最近は耄碌し始めているとは言っても、英語が聞き取れる。つまり、自民党の移民政策が成功し、日本語の公用語と日常言語が英語にある日突然変わったとしても、それほど困らずに生きていける。
英語ができると言ったって、海外で暮らしたことないんでしょ? それって勿体なくない? 私の頭か心か肝か何か得体のしれないものが、そう語り始めたのである。悪い癖で、そうなると居ても立っても居られない性質を子どもの頃から有している私なので、海外移住というサイトを眺め始めた。
あと半年で60歳。母が62歳で逝き、祖母は63歳だった。いつまでも生きられるわけではないというのは重々承知。平均寿命ぐらいまでは生きられるんでしょってのは、時間と命に対する思い上がりである。そんなわけで、カナダやらイギリスやらオーストラリアやらニュージーランドやらに興味を持ち始めているのである。どうなるかはわからないが、いつものとおり、神様に任せよう。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。週2~3通のメルマガが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。