英語教師塾もロングセミナーも、もう20年ほど続けている。そうするとどうしてもマンネリに陥る。昨年はこれをやった、じゃあ今年はこれをやろうと多少の変化をつけているつもりでも、4技能だの使える英語だのといったコア部分はあまり変わらない。
そこで今年は抜本的に変えてみたくなった。ラジオ沖縄で毎週火曜日に放送されている「キムタツ×ひーぷーのオキナワ・ジモトーク」があまりにも楽しく、また評判がいいものだから、あれ風にやってみたいなと思ったのである。結果、7時間のセミナー…というよりもむしろトークライブとなった。
ラ・サール中高の丸山先生(写真左)、神奈川聖光学院中高の佐藤先生(右)とそれぞれの学校で行っている取り組みを話しながら、お互いに尋ねたいことがあったらその場で尋ね、参加されている先生方にもチャット欄から質問を投げてもらってリアルタイムで回答するという体で進んだ。
丸山先生は主として低学年の指導について、佐藤先生は中3から高3までの指導について、そして私は灘校でどうやって進学実績を出そうとしていたかについて、話をした。持ち時間はそれぞれ2時間だったので、合計すると6時間のセミナーのはずだったけれども、まぁ延長するのはいつものとおりで、都合7時間になった。たくさんの質問をお互いにぶつけた。数多くの質問がスクリーンの向こうから飛んできた。
終了後、スマホを見てみるとMessengerとLINEに数十件ものメッセージが入っていた。ありがとうございました!で溢れかえっているスマホを見ながら、多少でもお役に立ったのではないかと3人で喜びながら市ヶ谷駅近くでグラスを合わせた。
来年はどういうカタチになるのかわからない。今回のを踏襲するほうがいいというお声も頂戴する。だいたい毎年4月ぐらいに概要を決めることになるが、こういうのをやってほしいという声があれば早めに届けて頂きたい。
以前のようにホールを借りて対面でやってほしいという声があるのは重々承知している。今回も161名の方々がご参加くださった。それだけの人数が日本中からお集まりくださる日が来ればいいのだがと強く念じている。ただ、今年もオンラインではあったけれども、多くの先生方に喜んでいただけたことに関しては、我々3人もアルクのスタッフも欣幸の至りであるし、ご参加くださった方々に深く感謝しているのは言うまでもない。
木村達哉
追記
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