灘校時代から今までずっと15年ほど続けているお勧め本の紹介。最低でも月4冊から5冊はリストアップするつもりでいるのだが(それにその何倍も読んでいるのだが)、推薦できずにいるのが心苦しい。一部の書店の書店員さんも「ホームページのお勧め本のコーナーを楽しみにしています」と言ってくださっているのに。
読んだ本をどんどん積んでいき、コラムを書いたら書棚に入れるということをやっているのだけれども、もうデスクの上がとんでもないことになってきたのでコラムを書いていくことに決めた。決めたというのはつまり自分と約束したということなので、それはしっかり守りたい。他人との約束なら多少は粗相をしても笑って許してくれそうな気もするが、自分との約束は甘えにつながる。
まずは古賀史健さんの『さみしい夜にはペンを持て』である。私は書くことが仕事だが、書くのはなかなか楽しいものである。ある程度のレベルに達すると逆に苦しさがどんどん湧いて出てくるのであるが、たとえば日記やこういうブログといった部類の個人的なものは気楽に書いていけばいいのだ。こちらにコラムを書いたけれども、もっと書きたいなと思われる人に読んでいただきたい。
次に吉本興業の芸人をNSCで育てた伝説のお笑い講師である本多正識さんの『1秒で答えをつくる力』を勧めた。伝え方や話し方の本はたくさんあるが、個人的にこれが一番勉強になった。1秒で気の利いたことを言えるようにしたいと思う人、あるいは人を笑ってもらえる話ができるようになりたいと思う人にはぜひ読んでいただきたい。こちらである。
本好きかと聞くと多くの方がYESとお答えになる。その割には本を読んでいらっしゃらない。おそらくご多忙を極めていらっしゃるのだろう。やっと読める時間が見つかったのにつまらない本をつかまされてしまうと気の毒極まりないことになる。私のお勧め本リストがお役に立てば欣幸である。
木村達哉
追記
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