沖縄はお盆である。初日は裏手の公民館前でエイサーが行われていた。最終日(ウークイ)は沖縄のいたるところで「道じゅねー」が行われる。どこででしょうかという人は車で適当に走っていれば、必ず「いたるところで」やっていることに気づくだろう。
見たことがないという人のために、私が撮影した動画をアップした。
一緒に「アーイーヤー!イーヤーサーサー」と声を出しながら見ていただきたい(こちら)。
チョンダラー(顔の白塗りをした人)に怖い怖いと泣いている子どもたちがいるのはいつもの風景。ご主人や子どもが青年会に入っている奥様やご両親は心配そうに見守っておられる。ビールを片手に「イーヤサーサー」を叫んでいるおじいも。沖縄の一部になれる幸せな瞬間である。
お盆は海に入ってはいけない。海にかかる橋に近づいてもいけない。引きずり込まれるからである。懇意にしているタクシー運転手さんの知り合いは、運転中に車ごと海に突っ込んだそうである。こうなるとあながち迷信とは言えないもので、私もしっかりと教えを守って海には近づかなかった。
私の祖先が沖縄に戻ってくることはないだろうけれども、県全体の伝統行事が行われている最中に沖縄にいられるのは幸せである。他の家族のようにオードブルをつまみながらビールや島酒を飲むことはできないけれども、沖縄とエイサーはやっぱりいいなぁと思いながら大戸屋で晩ご飯をいただいた。
木村達哉
追記
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