豊見城市立豊見城中学校で講演。公立中学校での講演は、南城市の佐敷中学校以来である。豊見城中学校は市役所の隣にあり、まさかなと思っていたが、公務ご多忙の折にもかかわらず、徳元市長がおこしになった。市長とは7月の保護司会でお会いし、来月行くんですよと話していたのである。
生徒たちは中学3年生。受験を半年後に控えた生徒たちである。学校からのリクエストは「学びの大切さ」であったので、人はどうして勉強するのか、なぜ勉強したほうがいいのかという話をした。多くの生徒たちは大笑いしながらも、真剣な表情で私の拙い漫談を聴いていた。
生徒代表による挨拶では「最も印象的だったのは、せっかく生まれてきたのだから幸せに生きようという言葉。幸せに生きるために、勉強して自分を高めなければいけないと思う」と言ってくれたので、私の話のエッセンスをしっかりと脳に刷り込んでくれたんだろう。
ただ、知っていることと実際に行うこととは全く別物である。誰しも赤信号を無視してはいけないことは知っている。ところが無視して渡る大人だらけである。こうしたほうがいい、あれはしてはいけないとわかっていても、実行するとなると意志が弱い人は易きに流れるのである。
豊見城中学校の生徒たちが高校入学後、あるいは大学入学後にしっかりと勉強をし、他者に笑顔を届け、自らも幸せな人生を送ってほしいと願っている。人間だから頑張れないこともある。毎日毎日はなかなか頑張れない。が、それでも長い目で見たら、自分はしっかりと勉強しているよなという人生を送ってほしいものである。何を勉強するかはこれから決めればいい。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。週2~3通のメルマガが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。