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朝型夜型

2023.08.31(木) 05:00

お勧めの本をアップしておいたので、読書家の方はご覧いただきたい(こちら)。いま何を読んでいますかという質問をよく受けるが、だいたい数冊同時に読み進めているので返答に困る。頑張りますねとも言われるが、読書など頑張るようなものではない。毎朝トイレに座ってうんこをするのと同じ感覚である。

意識していることがひとつある。
午前中に頭を使う活動をするということだ。朝型夜型という言葉を受験業界ではよく使うけれども、昭和時代と違って脳のメカニズムがある程度解明されてきた現在、朝のほうが知的作業をするのには向いていることがわかっている。

夜遅くまで勉強している生徒は、確かに成績が大したことがない。加えて、いつも眠そうにしている。灘校の真ん中より上の成績をとる生徒たちは、おおよそ朝型であった。夜型は脳が睡眠を求めるのに抗いながら勉強しなければならず、したがって忘れやすいし非効率なのである。がんばったつもりではいるが、実はそれほどがんばっていないということが起こりやすい。

私も生徒時代、自称夜型ではあったけれども、したがって成績は下のほうだった。単に夜になると目が冴えてきていただけであって、決して頭が働いているわけではなかったのだろう。現在はジジイに近づいてきていることもあって、朝が早い。起きてから昼前までは知的作業を行う。執筆するのは朝である。朝はいい原稿が書ける。

昼食後は眠くなるので惰眠を貪ることが多いが、昼寝のあとは手作業である。朝の知的作業に比べれば頭を使わない仕事をする。ブログを書いたりメルマガを書いたりするのも午後。お礼状も午後。読書も常に午後である。クリエイティブな仕事を午後から行うことはほとんどない。

夕食をとった後は、誰かと話したり交流したりするのに向いている。夜は脳が効率的に働かない時間なので、ここであまり生産的な仕事をしてもなかなか前に進まない。人と会う予定がなければ、ひたすら読書である。スマホで海外の新聞を読むことが多いのも夜。そして疲れたら寝る。それが19時台であろうと20時台であろうと、翌朝の知的作業で眠くならないように脳を休めるのである。

読書をしないと脳が退化する。多くのビジネスリーダーが年間に何十冊もの本を読むと聞くけれども、私の場合は脳を使って食い扶持を稼がねばならない身である。脳が退化してしまうと飢え死にしてしまうので、体を作るためにご飯を食べるのと同様、しっかりと脳に栄養を与えねばならないのである。

木村達哉

追記
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