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リスニングとスピーキングの力を伸ばすために

2023.09.23(土) 10:00

ベネッセ本社(岡山)まで歩くの巻。もちろん岡山駅からだ。甲子園から歩いたら到着する頃にはバターになってしまう。ラーンズ(ベネッセの子会社)主催のセミナー「Listening & Speaking Training Seminar」に登壇するためである。

参加お申し込みの数を聞いて驚いた。なんと555名の方々がお申し込みと。えらいまたたくさんの方が申し込んでくださったんだなぁと感謝すると同時に、それほど特別なことを話すわけではないのだけれどという気持ちにもなる。リスニングとスピーキングのトレーニング(勉強法/指導法)に特別なものなどあるわけがない。

以前から申し上げているとおり、英検やGTECの対策をしていたって1ミリもリスニング力やスピーキング力は高くならない。子どもたちにそういった検査を受けさせる塾は多く、その理由の多くは保護者が望むからということを何十名かの塾経営者から伺った。保護者たちは昭和時代に流行した何らかの宗教に毒されているのかもしれないと感じる。

入試作成能力が低い高校ならまだしも、大学までもがそれらを入試代わりにしている(と言っても英検2級レベルではイイダイガクには入れないが)のでどうしても対策したくなるのだろうが。それに入学後も続けて英語学習をするのであればなんら問題はないのだが。

555名全員が参加されたのかどうかは存じ上げないが、どうしてリスニングが苦手なのか、どうして話せないのかを少し分析すればやるべきことは自明であり、そこを埋めるためのトレーニングなり知識増強なりをしなければならない旨を申し上げた。

英語の勉強に加えて、例えば沖縄の歴史について英語で話してくださいと言われても、英語がいくらできたって歴史を知らねばどうしようもない。少林寺拳法と柔道の違いを英語で説明してくださいと言われても然り。なんだ、あなたなんにも英語で話せないのねと言われないよう、母語で説明ができる程度の知性と教養を持っておくことも重要である。

参加してくださった555人の学校や塾の先生方、心からお礼申し上げます。で、ここが一番肝心なところなのですが、よければリスニングにしてもスピーキングにしても私の本を使ってみてください。そこがないと私は生きていけないのです。心からのお願いです。

木村達哉

追記
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