10月15日。福島県福島市に滞在している。昨日は日大東北高校を訪問し、保護者を対象とした講演をした。高3生の親御さんに成績の伸ばし方や親のあり方について意見を述べた。講演と質疑応答終了後は多くの方々が控室にいらっしゃって、個別の質問や相談にも回答させてもらった。皆さん、笑顔で聞いてくださったので極めて話がしやすかった。感謝申し上げたい。
受験を控えた親は黙って見ているより他ない。変なことをしたり言ったりし、それがマイナスに作用した例をいくつも見てきた。講演では、車の助手席に乗っている気分で運転手に任せなさいと申し上げた。多くの方々が大きく頷いておられた。
福島県でも最大規模の学校だし、上に日大があるのだから今後もそれなりに人気を博することだろう。が、やはり少子化の波はそれなりに大きく、国公立大学にも合格しやすくなっている大学事情を考えれば、安穏とはしていられないだろう。灘校にも言えることだが、期待に応える教育を施さねば私学は倒産の憂き目に遭う。
滞在時間がかなり短かったのは残念だけれども、福島県には浜通りにも中通りにも会津にも震災以来ずっと来ているので、また機会があれば先生方とお話をしたいなと思っている。そしてこれがまた極めて残念なのだけれども、私の著作をお使いではないということなので、英語科の先生方にお考えいただければ、今度は生徒たちにも講演なり授業なりさせていただけるのになと密かに期待しているところである。
それはそれとして、担当の松崎先生には大変お世話になった。心よりお礼申し上げます。また、保護者の皆さん、笑顔でお見送りくださってありがとうございました。「大笑いしました!」と言ってくださった皆さん、「参加してよかったです!」と声をかけてくださったお母さん方、ありがとうございました!また会いましょうね。
木村達哉
追記
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