10月18日。昨日は愛媛県松山市にある済美平成中等教育学校を訪問した。『名スピーチリスニング』を使っている生徒たちに対して、英語の勉強法および勉強に対する考え方について話をさせてもらった。生徒たちの聞く姿勢よろしく、予定の時間をオーバーしてしまった。先生方のご指導の賜物だろうと推察する。

特に質疑応答の際に生徒たちから投げられた質問がなかなかに鋭く、この時期に高１生がその質問をするかという内容のものが多かった。これまた普段から考える習慣を身につけ、受け身の姿勢になっていないからなんだろうと、先生方のご指導に感服した。

勉強したからといってすぐに成績が上がるわけではない。練習したからといってすぐに強くなったり上手くなったりするわけではないのと同じ。正しい方法で勉強しているのに上がらないと、どうしてこんなことをしているんだろうという気持ちにもなる。しかし、いつかはと信じて努力を継続するしかない。生徒たちにそのメッセージが伝わったのであれば嬉しい。

進路の久門先生から、来年もおいていただきたいというお話を伺って恐縮していた。あんな話でよければ、時間が合えばいつでもいいですよとお答えした。自分の本を使って勉強している子どもたちに話をし、ひとりでもモチベーションやエネルギーの篝火を灯してくれるのであればこんなに嬉しいことはない。今回担当の成谷先生には深く感謝しよう。

済美平成中等教育学校、とてもいい学校だなと思いながら、朝一番の便で神戸に戻った。夜は久門先生や成谷先生をはじめとする多くの先生方と人生の反省会（要するに懇親会）を楽しんだ。来年度も呼んでいただけるのを楽しみにしておこう。

木村達哉

追記
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