10月29日。(株)SRJ主催のオンラインセミナーで講演。ひーぷーさんから「講演お化け」と言われている我が身だが、講演で身すぎ世すぎをしているわけではない。物書きとしては著作を使ってくださっている学校やら塾やら企業やらから依頼をされる限りは協力させていただこうといつも思っている。
今回のテーマは受験生であってもそうでなくても大事な要素とはなにかというお題をSRJからいただいていた。言うに及ばずだけれども、読む力であるとか考える力であるとか、あるいは普段から教養を身につけようとする姿勢であるとかは、誰でも身につけておきたいものである。
また、そもそも受験生というのは何を指すのかというのも考えるべきではないかと思う。中2や高1でもすでに勉強に対する意識の高い生徒たちもいれば、高2後半になっているのに勉強が手につかないとのたまう生徒たちもいる。前者はすでに受験生だろうけれども、後者は、そりゃ年齢的には受験生なのだろうが、精神性は受験生ではない。
時間管理に関してキムタツチャンネルで話をした(こちら)。野球選手であろうとミュージシャンであろうと営業マンであろうと、プロ意識が高い方の場合にはだらだらとした無駄な時間を極力減らそうとするのではないか。気分転換は必要だろうが、気分転換ばかりしている人をプロと呼べるか。
ファンや顧客のために、自分のスキルをできる限りしっかりと着実に伸ばそうとする人はプロだと考えるし、その点ではいくら給料をもらっていてもその意識が低ければ、そして数字が上がらなくても気にしないお方の場合には、アマチュアなのである。プロは数字にこだわるものである。
その点で、意識の高い受験生は、言うなれば「プロ受験生」なのであろう。したがって、それが高3生であろうと浪人生であろうと、まったくプロになり切れていない受験生の場合、単に受験を控えているだけの話であって、受験生と呼ぶにはふさわしくないと考える。
木村達哉
追記
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