11月1日。朝5時におきて阪神電車に飛び乗った。鶴橋駅で近鉄電車に乗り換え、子どもの頃にお世話になった近鉄電車に滑り込む。今日は三重県の三重高校と三重県私学振興会主催の英語指導者研修会で講演をしてきたのである。

三重高校はプロ野球選手を多数輩出しているのでスポーツ学校かと思っている向きもあるだろうが、東大志望者を何名も抱える進学校でもある。『新ユメタン』を長年ご採用くださっている関係で、同校には幾度となく訪問し、生徒たちに話をしてきた。

今回は私学振興会の研修が午後から入っていたので、幹事校である三重高校から、せっかく三重に来るのであれば午前中に本校にも来てもらえないかというオファーを頂戴した。三重高校が松阪、研修会が津で行われるということで多少の距離はあるけれども、せっかくのご縁であるから引き受けた。

この世に生まれてきたのだからしっかりと学んでひと様を笑顔にできる人に育ってくださいと生徒たちには申し上げた。英語を勉強して海外で働くもよし、演劇を勉強して役者や脚本家になるもよし、どういう人生を創るのかは自分の興味関心にしたがって決めればよろしいが、どの道を行くにしてもしっかりと勉強をという話をした。

午後からの三重県私学の先生方を対象とした研修会ではAIと英語指導についての話をした。驚くほどたくさんの先生方がご参加くださり、質疑応答を含めて大いに盛り上がった。三重高校、高田高校、神戸高校など、『新ユメタン』をお使いになっている学校の顔見知りが多く、お酒やお菓子を持ってきてくださった先生方もおられた。心から感謝したい。

子どもの数が激減していくので私学はどこも大変である。それでも公立との差別化を図り、独自の教育を進めて志願者を集めている学校も多い。三重県の私学の先生方も、そりゃ働いているとしんどいことは多々あるけれども、ご自身の幸せのために、生徒たちの進路保障のために、ご尽力いただきたいし、私の話がお役に立ったのであれば幸甚の至りである。

木村達哉

追記
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