11月4日。横浜翠陵中学校・高等学校の文化祭で講演。メルマガにも書いたけれども文化祭ってのは生徒たちにとって極めて楽しいイベントではないかと思われる。こんなおっさんの話を楽しみにしている生徒がひとりでもいるとすれば会ってみたいなと思いながら同校に到着した。

『新ユメタン』を使っている約800人の生徒たちに「Think & Challenge」という演題で話した。弱い人々、困っている人たちのためにしっかりと勉強しようと、そうすれば神様からのプレゼントがもらえるかもしれないという話をしたが、上手く伝わっていれば嬉しく思う。

私の場合にはあまり勉強が好きではなかったが、借金を抱えたときにあまりにも不勉強だった自分が原因だと恥ずかしく思い、英語は言うまでもなく経済や法律や憲法について勉強をした。そしてその結果、勉強はどうしてしなければならないのか、なんのためにするのかを知ることになった。

勉強はつまらないとか嫌いだとか思う子どもたちが多いように思うが、それは勉強の本質を伝える大人が周囲にいないからだろう。灘校時代の教え子たちにどの程度伝わったのかはわからないけれども、対策をして短期的結果を求めるような教育は教育ではないと私は思う。

講演終了後にものすごく大きい花束を頂戴した。持って帰るのは大変でしょうがと仰る田島校長先生には、いえいえありがたく頂戴いたしますとお返事申し上げ、帰宅後に家じゅうを花だらけにした（美しく飾ったのは家人だけれども）。

お世話になった校長先生、副校長先生、江村先生、我妻先生、ありがとうございました。またお会いするのを楽しみにしています。生徒たちにはよろしくお伝えください。

木村達哉

追記
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