11月7日。埼玉県の私立春日部共栄中学校高等学校の生徒たちに講演と授業の二本立て。春日部共栄と聞けば多くのドラゴンズファンは中里を思い出すのではないか。怪我のためにほとんど活躍しなかったけれども、デビュー戦では読売相手に藤川球児のような炎の剛速球を投げ、読売の打者をきりきり舞いさせた中里である。
甲子園に出場することで名前を知られる同校だけれども、東京大学をはじめとする難関大学への志望者が多い進学校としても知られている。今回は春日部共栄中学校の創立20周年記念式典が行われ、そこで記念講演を仰せつかることになった。演題は「人生の授業」となっていた。
さすがに齢59歳ともなれば、どこでどういう冗談を言っても良いか良くないかぐらいは承知しているつもりである。記念講演ともなれば然るべき立場の方々もいらっしゃる。間違っても普段の講演をしてはならないのだぞと自分に何度も言い聞かせて登壇した。
結局は普段どおりの笑いに包まれた80分となった。生徒たちには人生をしっかりと考え、自分だけでなくひと様の幸せも考えながら力を高めて行ってもらいたいと強く願う。
午後からは同校の高校2年生と3年生の希望者に対して英語の授業。特に難関大学の受験に際して気を付けねばならないこと、英語の勉強としてすべきことについて90分ほどお話し申し上げた。終了後の質疑応答では「『ユメタン』と『トレセミ』のおかげで英語力が爆上がりして、いつかお礼申し上げたいと思っていた」と述べた高3生がいた。著者としてはありがたい限りである。
終了後は希望生徒30名ほどが控室に来てくれた。『新ユメタン』にサインをしてほしいということだったので、ひとりずつに声をかけながら闘魂を込めて書かせてもらった。生徒たちは「ありがとうございました!」「これで合格だ!」などと声をあげながら部屋を出ていく。頑張ってくれればいいなと願いながら帰路についた。
お世話になった赤松先生と吉永先生には深く感謝申し上げます。私の分身である著作たちがお世話になりますが、これからもどうぞよろしくお願いします。生徒たちによろしくお伝えください。
木村達哉
追記
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