11月10日。朝から土砂降り。それでもホイホイと出かけていくのだからほとんど病気である。せっかく練習したのだから実戦形式で試したいのは当然である。せっかく英語の勉強をしたのに外国の人たちと話していないのと同じで、宝の持ち腐れである。

そうは言ってもかなりの雨で、千刈GCのスタッフの方々もオマエタチハホントウニヤルノカといった表情であった。前半が終わってクラブハウスに戻ったときには、「ほんっとにお疲れ様でした」と声をかけてくださったほどである。さすがに「スコアはどうでしたか」とはお尋ねにならなかったし、仮にそう尋ねられていたとしても今日は答える気にならなかっただろう。

講演に出かけるときを除けば毎日なにかしらのトレーニングをしている。いつかは石川遼選手とラウンドするのは夢のひとつである。カシオ所属の彼。カシオ計算機の電子辞書に『新ユメタン』が搭載されている木村。全く無い縁だとは思えない。その日が来るのを待ち望んでいるのである。

今日のスコアは97で、さすがに石川遼選手と一緒にラウンドするようなレベルには到達していないけれども、なにかしらの目標がなければ挫けるじゃないか。英語も同じである。何の目標もなく努力できるほど、心は強くない。

明日は学研の、明後日はアルクの、それぞれセミナーがあって名古屋と浜松に行かねばならないので練習はできない。来週からは沖縄。周囲から呆れられるほどしっかりと基礎トレと筋トレを行って、来るべき「その日」に備えよう。

木村達哉

追記
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