11月14日。昨日も今日も「キムタツ✕ひーぷーのオキナワ・ジモトーク」収録である。この番組は沖縄にゆかりのある方々においでいただき、ライフストーリーを深掘りしていこうという番組である。沖縄県知事をはじめとして、数多くの方々にご出演いただいた。
玉城デニー知事には沖縄特有の大渋滞をなんとかしてもらいたいと訴え、上間陽子先生の「おにわ」への想いに涙をこぼしそうになり、宮沢和史さんの覚悟には背筋が伸びた。デビッド・シェーンさんの人生に大笑いし、平田大一さんのダイナミック琉球な人生には深く頷いてばかりいた。
番組のバディである真栄平仁さんが相方に私を指名してくださったおかげであると感謝している。番組で流れることはないが、オンエア前後の会話も私には新しいことばかりで、実に勉強になる。この齢にして学ばせていただける機会を頂戴していることをありがたく思っている。
改めて思うが、人の話を聞くというのはつまり、自分の人生や考えを俯瞰視することである。この方はこういうことをされているが、私はどうだっただろう。この方はこう考えておられるが、私ならどうするだろう。この方はこう生きてこられたが、私はどう生きたんだろう。考えてばかりいる。
人の数だけ生き方にも数がある。こっちが良くてこっちが悪いということはあり得ない。その人生を選んだのは自分自身なのである。そりゃ多少は親に恵まれなかったとか、生まれた家が貧乏だったとかはあるだろうけれども、ある程度物心がついた後は自己責任で生きていかねばならない。
社会的弱者に対する公的扶助は当然のことだとしても、それにしたって私たちはしっかりと足を踏みしめて歩いていかねばならない。子どもたちが幼い頃から自立の二文字を意識させていくことは大人の、特に親の、仕事であると私は考える。
講演の機会が多いので子どもたちにはそういう話をしながら、私自身もしっかりと生きていこう。オリジン・コーポレーションに所属していなければ、そしてひーぷーさんから同番組にお誘いしていただくことがなければ、お会いできなかった方々との邂逅を楽しみながら。
木村達哉
追記
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