11月23日。昨日の続きで恐縮だが、アキレス腱は切らずに済んだ。ところが気持ちが切れた。準備運動の不足は言い訳にならないが、やはり練習が足りないと身についたスキルが、まるで誰かにデリートボタンを押されてしまったかのように消えているのがわかる。
加えて、見よ、この画像を。朝7時52分スタートだったのだが、グリーンが見えない状況でショットを打たねばならず、こいつが晴れるまではドコニウッタラエエネンと思いながらテキトーショットを繰り返し、久しぶりにハーフ50を叩いた。
こうなると人間ができていない当方としてはもうすっかり諦めモードに心のダイヤルを合わせてしまう。アマチュアなんだからスコアじゃなくて楽しめばいいじゃないか!と、思ってもいないことを口走る。スウィングが速くなる。どんどん悪くなる。
ジブリの宮崎駿監督が「すぐに自分を許せる人間は大した仕事をやらない」と仰っている。さもありなんと思う。私などはそもそも大した仕事をやっているわけではないにしても、90冊の著作を持っているので彼の気持ちは痛いほどわかる。自分を許せない気持ちが。
本を書く際には企画書を練り、全体の構成案を作り、目次を作り、イメージを固めてから作り出す。カンマやピリオドにまでこだわりたい性質なので、編集者が下手に変えると著者校正の際にもとに戻す。単語の1つひとつにまでこだわりたいのである。
ところがゴルフとなると、だいたいあのあたりに落ちればいいかなとか、パターは4回じゃなければいいよねとか、要するに自分の仕事に対して甘いのである。自分の失敗をすぐに許してしまうのである。要は、宮崎監督の意見に基づけば「大した仕事をやらない」タイプなのである。
ゴルフも真剣にやると決めたのだから、今日からは自分を許さずにやっていこう。いつまでも90台をうろうろしているのでは「ゴルフを真剣にやっています」と胸を張って言えないではないか。イイカゲンな私はすぐに決意を忘れてしまうので、文章にして書いておく。大した仕事をやらないタイプからの脱却!
木村達哉
追記
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