11月24日。毎年恒例となった水戸セミナーが昨日行われ、約20人の先生方がお集まりになった。札幌、東京、大阪、福岡など、それなりの大きい都市でセミナーを行っているのに、水戸に毎年来てくださるのは何故なんですかと尋ねられたのは数年前。理由はここには書かずにいよう。

ただ、茨城県では多くの学校で『新ユメタン』をはじめとする私の著作をご愛用くださっているのは間違いない事実である。おかげで日立第一高校、並木中等教育学校、竜ケ崎第一高校など、いくつかの学校を訪問して生徒たちに話をする機会をいただいた。

『新ユメタン』や『新ユメジュク』は受験用というよりも、しっかりと英語ができるようになるための本である。直前対策用としても使えるのは使えるが、音声を聞いていただければわかるとおり、クイックレスポンス（瞬間英作文）をするための本である。

水戸セミナーにご参加の先生方にもそれをお伝えした。単なる受験用で、英語が使えるようになりたいわけではないという場合には他の単語集でも問題ないように思われる。英語ができるようになるための本がなかったから自分で作ったのが『新ユメタン』なのである。

とは言え、我々でもいきなりクイックレスポンス（瞬間英作文）ができるようになるわけではない。それなりのステップを踏んでようやくできるようになるのであって、そこを説明せずに「家でできるようにしてきてください」と指示するのには無理があるように思われる。通訳養成学校などでもしっかりとそれを説明してくれるからできるようになる（少なくとも私の場合はそうだった）のである。

セミナーでご説明申し上げたその「ステップ」をご理解いただき、多くの生徒たちが本当に英語を話せる聞けるようにトレーニングしてほしいと心から願う。本当はもっとまともに勉強すれば英語が話せる聞けるようになるのに、やたらと英検対策ばかりやっている生徒が多すぎる。その真面目さがあれば、もっともっと話せる聞けるようになる。

週末は新潟。新潟でもその「ステップ」をご説明申し上げ、ご参加くださる新潟や山形の先生方を通じて北陸や東北の生徒たちに英語ができるようになるトレーニング方法を訴えかける所存である。

木村達哉

追記
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