12月4日。北海道湧別町にて高校生に英語の勉強法について話すの巻。今週は湧別町とか青森とか(こちら)寒いところに出っ張っていって話をすることになっている。北海道と言えば札幌市内の高校や帯広三条高校、登別明日中等教育学校、静内高校などを訪問してきたが、オホーツク海側の学校を訪問するのは初めてである。
湧別高校に到着。もう20年ほど前から私のセミナーに参加してくださっている高野校長先生としばらくお話しして、いよいよ『新ユメタン⓪』を使って勉強している生徒たちに授業である。緊張はしない。けれどもやはり初めての生徒たちに話を切り出すのはいろいろ考えるものである。
どうして『新ユメタン』を作ったのか、どうすれば英語が聞き取れるようになるのか、英語が話せるようになるのか、そのためにどう使えばいいのかを説明した。いつものとおり、くだらない冗談を含めながら。
笑いながら、頷きながら、ほぉ!という表情をしながら、生徒たちはよく聞いていた。一緒にトレーニングをしてみようかと言う。私と一緒に声を出し始める生徒たち。最初は小さいボリュームで。徐々に大きくなってくる声。
大学に進む生徒もいれば漁業や農業に就く生徒もいるとのこと。したがって、将来は英語が要る子もいればそうでない子もいる。しかし、第一次産業だから外国語は要らないと考えるのもいかがなものか。そうであれば、私は外国語の教員だったが、ではギターや三線やゴルフの勉強は不要だったのだろうか。
勉強は即物的なものではない。人として生まれてきたのだから、いろんな勉強をして、いろんなことができるようになりたい。外国語だって同じである。英語がある程度できるようになったらフランス語とか中国語をやるのもいい。勉強というのはそういうものである。
『新ユメタン』や『新ユメジュク』は英語が話せるようになる人が増えればと願って創ったものである。大学入試合格程度であれば何タンでも何ジュクでもさほど違いはない。瞬間英作文ができるトレーニングをしてほしくて創ったのである。
湧別高校の生徒たちには、将来がどうであれ、外国語を学ぶ楽しみや習得した喜びを感じてほしいと願っている。私の創った本が多少でもその一助となれば嬉しい。
木村達哉
追記
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