12月8日。自民党の政治家たちが不法行為の罪でつるし上げに遭っているのを見ている。歴史が動くのを見ることになるのか。それとも立花隆先生がいらっしゃらない日本のメディアがすでに死に体であることを証明するのか。まだわからないが、わくわくしながら見ている。
巨悪という言葉が流行したのはなんといってもロッキード事件、そしてリクルート事件である。前者は内閣総理大臣の犯罪ということで連日大きく報道された。後者は中曾根康弘、安倍晋太郎、森喜朗、宮澤喜一など90人もの政治家がリクルート株の譲渡に関わっていたり売却益を得たりしていた。
時代が動く瞬間に立ち会うのは気分が高揚する。アメリカが沖縄を返還したときはまだ子どもだったのでよくわからなかったけれども、チェルノブイリにしても福島にしても歴史がここで動いたなと感じられる瞬間には敏感でありたい。
その点で言えば、ロシアとウクライナのにせよ、イスラエルとハマスにせよ、アフガニスタンにせよシリアにせよ、日本とは無縁に思われる戦争や紛争にも、詳細までは知らなくてもそういうことが起こっているのだということについては知って、海外のニュースに視線を落としておきたい。
どうせ選挙になったら自民党が勝つんでしょという人がいる。それもいいと思う。いつの時代でも無関心な人たちはそれなりにいらっしゃる。しかし、私はせっかく人間として生まれてきたのだから、人間の歴史には関心を持って見ておきたいと思う。2023年の12月から日本の政治史が変わったんだねと後世の人たちが言うことになるかもしれないこの瞬間をしっかりと見ておきたい。
木村達哉
追記
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