12月13日。県立安積黎明高校を訪問するのはこれが2年連続2回目。昨年も講演をした高2生徒と、今年入学した高1生徒たちに向けて、英語の勉強法について、学びの意義について、話をさせてもらった。
高2生たちは昨年会っているから笑顔で、高1生たちはおそらくキムタツッテコンナニフザケタヤツナノカと驚きながら、よく聞いていたように思う。特に高2生たちは、さすがに高2の秋ともなればスケジュール管理をしながら受験勉強を始めていなければならないのであるから、スケジュールの立て方の部分では高1以上に耳を傾けていたのではないか。
終了後は担当の先生方と歓談。以前はこの学校からも東大合格者が出たりしたんですけど、最近は安全志向でという話に、どこも同じようなものだなと思った。灘校のように、自分の人生であるから判定がDであろうとEであろうと東大を受験するという学校は少数派で、特に地方は安全志向が強い。
ただ思う。誰が決めたかわからない記号に人生を決めてもらっていいのだろうか。安全志向という言葉の裏にはチャレンジしない弱気がはっきりと見える。就職するときも、本当は働きたい企業があるのにそこにはチャレンジせず、興味もない会社を受けるのだろうか。本当は大好きな女ができても、愛を告白しない安全な人生を生きるのだろうか。
どんどん失敗しよう!挑戦しよう!と言う割には浪人だけは嫌ですという言葉を簡単に吐く。そんな人生の何が面白いのかとは思うが、私の人生ではないのでアドバイスだけは講演を通じてすることにしている。夢をかなえるためには失敗を恐れずに立ち向かうこと、そして失敗したら立ち上がって再度向かっていくことが大事なのである。
木村達哉
追記
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