12月20日。Mr. Evineと忘年会の巻。Evineさん(恵比須大輔さん)はご存じのとおり、ベストセラーとなった『中学英文法を修了するドリル』の著者であり、神戸などでEvineの英語塾を経営されているビジネスパーソンである。
以前より何かあれば理由をつけて飲んでいる私たちだが、Gakkenから出す私の本が脱稿となったことを祝ってなのか、それとも単なる忘年会なのかはわからないが、今日はご一緒することになった。彼のリクエストもあって、私が行きつけにしている今津の焼肉屋を選んだ。
本を書いた経験のある方ならご存じかと思うが、キックオフミーティングのときにあんなにも高かった書く気力が日一日と萎んでいく。頭の中の処理速度と手の速度が一致しないので、喋るから誰か代わりに書いてもらえないかなという気持ちになる。しかも手はどんどん遅くなる。
編集者からのまだかがうっとおしい。だぁっとれ!わぁっとるわい!という気持ちがさらに手の速度を遅くする。そんなこともあって、物書きは、むろん私も含めて、言うまでもなくMr. Evineも、脱稿の二字熟語を遠くに見ながら日々ため息をつき、やれやれと思いながらパソコンに向かう。
そんな物書きあるあるを笑いながら楽しいひと時を過ごした。英語についても、本を執筆する苦労についても、こうして共有できる朋友が近くにいるのは精神のカタルシスになる。彼が現在取り掛かっている新刊は、予定では来月に脱稿となるらしいので、またその折には乾杯しよう。
木村達哉
追記
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